異なる電源周波数で運転した場合の三相誘導電動機を動作させたとき、三相誘導電動機のいくつかのパラメータが変化する場合がある。今回はその例をあげ、実際にどの程度変化するかを計算する。
変化前の周波数を\(f\)、 変化後の周波数を\(f’\)とする。この比は
\begin{align}
\alpha = \frac{f’}{f}
\end{align}
同期速度
同期速度は
\begin{align}
N _{0} = \frac{120 f}{p}
\end{align}
変化後を考えれば
\begin{align}
N’_{0} = \frac{120 f’}{p}= \alpha N_{0}
\end{align}
漏れリアクタンス
漏れリアクタンス\(x\)は
\begin{align}
x=2 \pi f L
\end{align}
より
\begin{align}
x’=\alpha x
\end{align}
抵抗
変化なし。
鉄心中の磁束密度
\begin{align}
B= k \frac{V}{f}
\end{align}
より
\begin{align}
B’= \frac{B}{\alpha}
\end{align}
励磁電流
\begin{align}
I_0 = b_{0} V
\end{align}
より
\begin{align}
I’_0=\frac{1}{\alpha} I_0
\end{align}
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